国土交通省 中部地方整備局 名古屋港湾空港技術調査事務所

港湾区域内の藻場(もば)の分布調査

藻場(もば)とは

海中にアマモなどの大型の海藻が群落を形成しているところを「藻場(もば)」といいます。藻場は魚介類の産卵場であり、多くの魚介類が孵化し、生育します。藻の上に付着する微生物などは幼稚魚の成育に重要な餌となっています。藻場で成長した魚介類はやがて漁獲の対象となり、藻そのものも食用や工業的利用がなされています。光合成による二酸化炭素の吸収・海水内への酸素放出や、富栄養化の原因である栄養塩類を吸収することによる水質浄化機能など、藻場は海域環境の保全に重要な役割を果しています。
 近年は干潟同様、埋立てなどの開発による減少が著しく、その保護の必要性が叫ばれています。

藻場(もば)の調査

伊勢湾・三河湾における藻場の実態を把握し、海域環境の保全や水質浄化の方策を検討します。対象海域は名古屋港、三河港、四日市港、衣浦港、津松阪港の5港で、夏季と冬季の2回実施しました。

三河港における藻場の夏期(9月)調査

三河港港湾区域内では、神野新田地先、三谷地先、竹島東側、形原漁港南側、西浦東側の砂質上にアマモ場、大島西~南側の岩礁域、姫島北側と南側の礫質上にガラモ場、姫島周辺の礫質上にテングサ場、大島西~南側の岩礁域、姫島東側の礫質上、西浦東側及びラグーナ蒲郡突堤の転石護岸にアオサ・アオノリ場が分布し、大島西~南側の岩礁域にサビ亜科、ラグーナ蒲郡突堤の転石護岸にシオグサ属が分布していました。