国土交通省 中部地方整備局 名古屋港湾空港技術調査事務所

港湾施設

防波堤

 建設コストの削減や新形式の港湾構造物の開発に取り組みながら、港内の静穏度を確保するための防波堤を設計しています。

下田港

下田港防波堤実験

下田港湾口防波堤/東防波堤(B区)の設計

 伊豆半島の最南端に位置する下田港は、複雑な地形と厳しい気象・海象条件であり、湾口は水深43mの大水深にもなります。ここに従来のような防波堤を建設すると、大量の消波ブロックが必要となり、その費用は莫大なものになります。そこで新構造形式による「消波ブロック内蔵型双同型ケーソン」を開発し平成11年(1999)施工、続く東防波堤(B区)では、伊勢湾水理環境実験センターの長水路における波圧実験の結果に基づき、防波堤の上部の構造を斜面構造(ダブルパラペット型)にすることで建設コストの削減を実現しました。この設計では前部パラペットの前面を斜面構造とし、さらに前部パラペットをスリット構造にすることでより大きな経済的断面を構築しています。

下田港防波堤 標準断面図

岸壁

 諸外国に比べ整備が立ち遅れているコンテナ船の大型化に対応した大水深かつ高規格な国際コンテナターミナルの整備を進めています。

飛島埠頭 コンテナターミナルイメージ図

飛島ふ頭コンテナターミナルの設計

飛島ふ頭コンテナターミナルは8バース、ガントリークレーン15基が稼動している名古屋港最大のコンテナターミナルであり、年間2,200万トンの取扱貨物量を誇っています。コンテナ貨物の増加とコンテナ船の大型化に対応するため水深-16mの公共コンテナ岸壁2バースを整備しています。横浜港に次いで日本で2番目となるこの大水深型コンテナターミナルは、三角形を基本とした骨組みでエネルギー吸収に優れたジャケット式構造を採用、大規模地震にも対応可能な耐震強化コンテナ岸壁として建設され、コンテナ輸送における作業時間の短縮やコストの削減に貢献し名古屋港の国際競争力の強化に寄与します。