国土交通省 中部地方整備局 名古屋港湾空港技術調査事務所

臨港施設・海岸施設

臨港施設

新・衣浦海底トンネルの設計

新・衣浦海底トンネル 「衣浦海底トンネル」は、日本で初めての本格的な沈埋式海底道路トンネルとして、昭和48年、半田市と碧南市間に開通しました。

 港のほぼ中央に位置し、西三河と知多地域を結ぶ幹線道路として、地域の発展に大きく貢献しています。近年衣浦港の取扱貨物量と背後地から発生する交通量で混雑が激しいため、既設トンネルに隣接して新たに海底トンネルを整備し、4車線化する事業を進めています。急増する自動車交通に対応し早急に整備を進める必要性から、短期間かつ経済的にトンネル建設を実現するため、沈埋トンネル建設技術の開発を行ってきました。平成15年3月には4車線化整備が完了、現在では臨海交通の要として重要な働きを担っています。

衣浦海底トンネル断面図

海岸施設

津松阪港海岸事業

津松坂港海岸(香良洲地区)

 津松阪港の海岸保全施設は老朽化や地盤沈下や海岸の浸食が著しいため、抜本的かつ大胆な改良を行うことになりました。安全性の確保と耐久性の向上を図るため既存施設の改良を行なうに当たって、地域の主体性と特性を生かし、海辺へのアクセスや景観にも優れ環境にも配慮した、人々が親しみやすい海岸整備「ふるさと海岸整備事業」を推進しています。伊勢湾水理環境実験センターの波浪平面水槽での実験により、海岸の砂浜の侵食対策として「透水層工法」も一部試験的に採用され、地下水位上昇の抑制や砂浜を安定させることに役立っています。

 なお、護岸の整備には「面的防護方式」と呼ばれる方式を採用しています。これは護岸、海岸(養浜)などの海岸保全施設を面的に配置するもので、従来の「線的防護方式」に比べ施設の耐久性や海辺へのアクセスなどの面で優れた特徴を持っています。「線的防護方式」では災害から海岸を守ることを特に重視していたため、直立型の堤などで堤防や護岸整備を行なってきました。そのため、海岸と地域が分断され、海に親しむ機会が減少していました。

防護方式